裁判傍聴

裁判は、誰でも傍聴(ボウチョウ)できます。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、「裁判は公開で行う」と憲法で定められています。歴史上、非公開の裁判で人権侵害が繰り返されてきたことへの反省からです。
裁判所に行けば、重大事件でも、個人的な争いでも、傍聴することができます。年齢制限はありません。傍聴席の一角が、社会科見学と思しき、制服姿の生徒さんで埋まっていることもあります。

裁判には、刑事裁判と民事裁判があります。
ドラマチックな展開を期待するなら、刑事裁判を傍聴するのがよいと思います。刑事裁判と聞くと、「痴漢えん罪」などを思い浮かべるかもしれません。しかし、大半は、「自白事件」や「認め事件」と呼ばれる、犯罪をしたことには争いがない事件です。

刑事裁判では、犯罪の内容だけでなく、被告人の経歴や、被害者の心情、犯行の動機などが明らかにされます。
先日、弊所に研修にいらした方と一緒に傍聴した裁判は、「刑務所を出所して、保護施設で生活保護を受けながら生活していた人が、スーパーで数百円の万引きをした」というものでした(60代。身よりなし・全財産数千円)。出所してから数ヶ月での犯行なので、実刑判決になると思われますが、被告人が置かれていた状況を聞くと、いろいろと考えさせられる裁判でした。

 

綾部薫平(しぶや総和法律事務所)

1977年横浜市生まれ。2001年東京大学法学部卒。2013年しぶや総和法律事務所開設し、代表に就任。2015年からG-FACTORY株式会社(マザーズ上場)の社外監査役を兼務。注力分野は一般企業法務、不動産、相続・事業承継など。訴訟など従来の弁護士業務にとどまらず、法律を出発点に関与先企業の経営課題の改善にも取り組む。「詳説不正調査の法律問題」(弘文堂 共著)、「弁護士が悩む不動産に関する法律相談」(日本加除出版 共著)など著書多数。セミナーや社員研修の講師も務める。

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