病気にかからないように注意しつつ、収量を上げ、品質面で良い作物を育てる事が重要です。
以下、病気予防について説明します。
葉物野菜の中で主要な病気であり、外側の葉が生長した後にこの病気にかかる事もあります。
キャベツやカリフラワー、ブロッコリーなどの野菜は、芯である茎に割れが生じる事がありますが、カルシウムやホウ素の欠乏、もしくは窒素肥料の過剰施肥が原因であると言えます。
キャベツの内部でおこる病気であり、キャベツの成熟期に発生します。
根の組織に感染し、感染した場所の生長に異常をきたすことが知られており、土壌の病原菌が原因で起きます。
症状が似ているため判別し難いのですが、葉の組織を分析する事により、欠乏している栄養を特定できます。(黄葉病や萎黄病を引き起こしている原因を確認する事が出来ます。)
黒い染みのような症状がキャベツに生じることがありますが、低温障害や過度の成熟により、この症状が出る事が多いです。
本記事は、Yara英国法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。
Yara International ~世界最大の老舗肥料メーカー~
Yara Internationalは、ノルウェーに本社を置く世界最大の老舗肥料メーカー。
しかし、ただ肥料を供給しているだけではありません。世界人口の増加や 異常気象・地球温暖化といった問題により生産環境・食料事情が厳しくなる中で、「環境に優しい農業」をどうやって実現するのか?という課題に取り組んでいる「環境企業」でもあります。
また、Knowledge Grows というスローガンのもと、100年を超える長い歴史を通じ、世界各国の農業者にアグロノミー(農業科学)の最先端の情報を惜しみなく提供してきました。肥料メーカーでありながら、その本質は情報提供者であり地球環境を真剣に考える教育者・啓蒙者でもあります。