ジャガイモの収量向上

ジャガイモの収量については、単位面積あたりの塊茎の数とその大きさ、または重量が重要なポイントです。
最適な塊茎数、展葉の促進、及び塊茎のサイズと重量の向上が高い収量をもたらします。
全ての主要要素及び微量要素を網羅したバランスの取れた施肥設計は、それら全ての条件をコントロールするものでなければなりません。

ジャガイモ全体における一日あたりの主要要素の吸収量


養分吸収は、作物の成長段階により異なります。
早春期の成長には主要要素が多量に必要であり、収量を維持するためには作物が必要とする段階で栄養素が十分供給されることが大変重要です。
カリウムも窒素も生殖成長から塊茎の形成、成長までを通じて必要な要素です。

ジャガイモの塊茎における一日あたりの主要要素の吸収量


カリウムは、特に収量向上に重要な要素であり、かつ塊茎の健全成長維持にも必要です。
ジャガイモのカリウム吸収量は非常に多いです。
窒素は、葉と塊茎の成長に大切な要素です。
カリウム同様、大量の窒素が肥大期に葉から塊茎に還流します。
リンも収量増のために必要で、特に成長初期に根や塊茎を定着させ、後半期の肥大を後押しします。

ジャガイモの塊茎における微量要素の吸収


作物の品質向上には適正なバランスのごく少量の微量要素が必須です。
また、収量向上にも少量ながら必要要素を含んだバランスの取れた微量要素が不可欠です。
ジャガイモにおいて最も重要な微量要素はホウ素、銅、マンガンと亜鉛です。

 

本記事は、Yara英国法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。

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