アメリカと同様に肥満人口の増加に悩むイギリス。OECD(経済協力開発機構)のデータによると、イギリスの肥満人口は国民の24.8パーセント(2011年)。つまり、国民の4人に1人が肥満ということになります。
そんなイギリスにおいても、国民食生活の改善、ひいては肥満人口を減らすためにさまざまな食育施策が試されていますが、その1つが「クッキング・バス(Cooking Bus)プログラム」と呼ばれるものです。
クッキング・バス・プログラムは、キッチンを内蔵した「食育バス」とでも言うべきバスがイギリス全国の小中学校を訪問し、食育ワークショップを行います。
ワークショップで、生徒たちは、下記の事について学びます。
- 健康な食生活のこと
- 食の安全のこと
- 食材の選びかた
- 料理の方法
バスの中には、調理実習のスペースのほかに、
- 一緒に食べる食卓用テーブル
- 学習用の大型テーブル
- 食に関する書物を収載した本棚
があります。