ジャガイモの栄養管理

最近の気候変動、農政の変化など農業を取り巻く環境は日々大きく変化しておりますが、生産者にとって高品質・高収量といった結果を残すためのコントロールを行うことは相も変わらず重要なテーマです。

ジャガイモの品質を高めるための栄養素

カルシウムは細胞壁の強度を高めるため打痕のダメージの軽減・表皮の仕上がりの改善・貯蔵品質の向上といった効果があります。また作物の抵抗力を高めるためソウカ病などの病害に感染するリスクを減らし、病害の程度を軽減することにもつながります。
カルシウムはジャガイモの品質を高めるための鍵となる栄養素ですが、その利点を最大限に引き出すためには水によく溶けた状態でカルシウムを供給する必要があります。

ホウ素はカルシウムと一緒に作用しカルシウムと同様にジャガイモの細胞膜と細胞壁の安定化に作用するため収穫・貯蔵作業中に起こる傷・打痕を軽減します。

カルシウム供給は十分出来ていますか?

過去に行った複数の試験結果から塊茎に取り込まれたカルシウムは表皮の仕上がりを向上させ、打痕の軽減、内部空洞などの生理障害を軽減させる効果があることが分かっています。•塊茎内のカルシウム濃度は葉面からではなく土壌中のストロン、根からの吸収によってのみ上昇します。 作物体内でカルシウムを葉から塊茎に移動させることは出来ません。カルシウムの水溶度が作物にカルシウムを取り込ませるための鍵となります。 硝酸カルシウムは最も水に溶ける形態のカルシウムであり、カルシウムの作物への供給効果を最大限に高めたカルシウム肥料です。

YaraLiva™硝酸カルシウムはどのぐらい水に溶けるのでしょうか?

ジャガイモはカルシウムが水に溶けた状態で根から吸い込まれることで初めて体内に取り込まれます。YaraLiva™硝酸カルシウムは完全水溶性のカルシウム肥料です。 他の形態のカルシウムは硝酸カルシウムと比べてはるかに水に溶けませんので作物が必要とするカルシウムを短期間に補給させることは出来ません。他の形態のカルシウムとの水溶度の違いが添付の動画に含まれておりますのでご覧ください。

3:28頃からご覧ください。

YaraLiva™硝酸カルシウムを使用する理由

北アイルランドのアントリム郡のジャガイモ生産者へのインタビューをご覧ください。
当生産者はYaraLiva™トロピコートを使用してジャガイモ栽培を行っています。
YaraLiva™トロピコートは完全水溶性カルシウム・硝酸態窒素肥料です。

葉面散布で収量改善する方法

栄養素によっては土壌中から栄養素を取り込ませる方法では非効率的となるため、葉面散布によって栄養素を補給する方法もあります。
リン酸は土壌中では他の栄養素と結合しやすく、土壌中に豊富にあっても作物に取り込まれない場合があります。塊茎肥大期に葉面からリン酸を施肥することで塊茎のサイズを大きくすることが出来ます。塊茎形成時にリン酸が補給されると塊茎数が増加し、また塊茎肥大期に補給されると塊茎のサイズが大きくなります。
苦土(マグネシウム)は塊茎肥大期に補給量が不足すると塊茎のデンプン含有量が減少します。苦土(マグネシウム)は葉緑体分子の中心に存在し、葉緑素の生産に不可欠な栄養素です。 塊茎肥大期に特に必要とされ、供給が制限されている場合塊茎の成長を妨げ収量の減少をもたらします。
カリウムは葉から塊茎への糖(炭水化物)の移動に必要とされるため、収量の増加に寄与します。 但しカリウムが多すぎると、特に塩化カリの形態で過剰供給されるとジャガイモの嵩比重を下げることがあります。

Yaraが推奨するジャガイモ用硝酸カルシウム肥料

YaraLiva™は硝酸カルシウムベースの肥料ですので、水に十分に溶け、即座にカルシウムが作物体内に取り込まれます。

Yara製品の詳細はこちらから

ジャガイモに関する他の記事もご覧ください。
 

本記事は、Yaraアイルランド法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。

Yara International ~世界最大の老舗肥料メーカー~

Yara Internationalは、ノルウェーに本社を置く世界最大の老舗肥料メーカー。
しかし、ただ肥料を供給しているだけではありません。世界人口の増加や 異常気象・地球温暖化といった問題により生産環境・食料事情が厳しくなる中で、「環境に優しい農業」をどうやって実現するのか?という課題に取り組んでいる「環境企業」でもあります。

また、Knowledge Grows というスローガンのもと、100年を超える長い歴史を通じ、世界各国の農業者にアグロノミー(農業科学)の最先端の情報を惜しみなく提供してきました。肥料メーカーでありながら、その本質は情報提供者であり地球環境を真剣に考える教育者・啓蒙者でもあります。

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