Yara Internationalの製品である「トロピコート」と「カルシニット」
実は、二つの製品は名前こそ違いますが成分は同じもの。
(水溶性カルシウム26.3%、窒素全量15.5%)。
違いの秘密は「利用方法」や「使い勝手」にあるんです。
カルシニットの特徴は、水に溶けやすく、灌水や葉面散布、溶液栽培など水に溶かして撒く液肥としての使用に向いていること。
トロピコートの特徴は、粒の表面を植物油脂でコーティングしていること。
粒同士がくっついて固まってしまうことを防ぎ、撒きやすい性質を持っています。
散布機でばらまきやすいため、土耕や露地栽培での使用にぴったりなんです。
しかし、二つの製品は完全に「液肥用」「土耕用」と使い分けるわけではありません。
土中の水分だけでなく大気中の水分でも溶け始めるカルシニット。その性質を活かして、葉物野菜の上に直接ばら撒く方法で使うことも。
ヨーロッパのように雨が少なく湿度が低い地域では、「カルシニット=液肥」「トロピコート=土耕用」という区別が一般的です。
日本は雨が多く湿度も高い気候が特徴で、溶けやすいカルシニットを露地栽培で活用する農家さんも多くいらっしゃいます。
(散布後の降雨や散水でさらに安全かつ効果的に使用できます)
日本国内ではこれらの商品は「ノルチッソ」や「スーパーノルチッソ」という名前で流通しています。
• トロピコート=ノルチッソ
• カルシニット=スーパーノルチッソ
効果の実感が早い本シリーズをぜひ、この機会にお試しくださいませ。
明京商事株式会社WEBサイト【トロピコートとカルシニットの違いは何ですか?】
明京商事株式会社WEBサイト【トロピコートとノルチッソの違いは何ですか?】