アブラナ科作物にYaraの硝酸カルシウム肥料を使用すると収量が上がり、根こぶ病などの病害に強くなり品質も向上します。
なぜYaraの硝酸カルシウムがアブラナ科作物に最適な選択なのか?
•YaraLiva®硝酸カルシウムは窒素全量15.5%のうちのほとんどが硝酸性窒素のため、すぐに作物に取り込まれます。
•硝酸カルシウムは完全水溶性のカルシウムが26%含まれています。
•水溶性カルシウムはすぐに作物に吸収され病害への耐性・暑さや土壌塩などの環境ストレスを最小限に抑えるのに役立ちます。
•アンモニア性窒素が主体の窒素肥料はアブラナ科作物に深刻な被害をもたらす根こぶ病のリスクを高めます。
硝酸カルシウムはアブラナ科作物の根こぶ病を減らすのに役立ちます
根こぶ病は、ブロッコリー、白菜、キャベツ、カリフラワーなどアブラナ科作物に甚大な被害をもたらす病害です。 根こぶ病に感染した根は水や栄養素を吸収できず成長が妨げられ、下葉が黄ばんで落ちるようになります。
この病害に対してアブラナ科作物は遺伝的耐性を殆ど持っておらず、化学的に病原菌(ネコブカビ)を根絶する方法もありません。輪作の間隔を長くすることで多少の効果はあります。 土壌が酸性だとネコブカビの胞子(休眠胞子としてふだんは土壌中に眠っています)が発芽しやすくなるため、非常に重要な管理要素の1つが硝酸塩(No3-)です。YaraLiva®硝酸カルシウムは土壌を酸性に傾けず根圏で残留酸反応を引き起こさないため根こぶ病の発生を抑制するのに役立ちます。 また水溶性のカルシウムは作物にすぐに取り込まれて細胞壁を強化し、細胞膜の耐性を高めることによって根こぶ病の発生リスクを減らします。 カルシウムが十分に供給されている作物は病原菌による攻撃に対して耐性が上がり、感染やコブ形成のリスクが低くなります。
根こぶ病病原菌(ネコブカビ)が蔓延する土壌での根こぶ病感染率指数
窒素施肥量を同量とした場合の比較試験(窒素量:196lb(ポンド)/1エーカー =約22kg/10a)
左グラフ(CN:硝酸カルシウム) 右グラフ(AN:硝酸アンモニウム(硝安))
(関連資料)
水に良く溶けるカルシウム≒作物にすぐに吸収されるカルシウム
Yaraが推奨するアブラナ科作物用硝酸カルシウム肥料
YaraLiva®は硝酸カルシウムベースの肥料です。水溶性に非常に優れているためカルシウムと硝酸態窒素が同時に即座に作物体内に取り込まれます。
Yara製品の詳細はこちらから
本記事は、Yara米国法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。
Yara International ~世界最大の老舗肥料メーカー~
Yara Internationalは、ノルウェーに本社を置く世界最大の老舗肥料メーカー。
しかし、ただ肥料を供給しているだけではありません。世界人口の増加や 異常気象・地球温暖化といった問題により生産環境・食料事情が厳しくなる中で、「環境に優しい農業」をどうやって実現するのか?という課題に取り組んでいる「環境企業」でもあります。
また、Knowledge Grows というスローガンのもと、100年を超える長い歴史を通じ、世界各国の農業者にアグロノミー(農業科学)の最先端の情報を惜しみなく提供してきました。肥料メーカーでありながら、その本質は情報提供者であり地球環境を真剣に考える教育者・啓蒙者でもあります。