機械散布のプロになることによって実際にどれぐらいコストセーブ出来るのか?

肥料機械散布のアドバイス

スプレッダーを正しく調整することで肥料代等のコストをセーブすることが出来ます。以下機械散布のプロになることによってどれぐらい肥料代をセーブ出来るのか見ていきましょう。

肥料散布の巧拙は肥料代だけに影響するものではない

スプレッダーの調整が正確に行われていない場合にどれぐらいのお金が無駄になっているのでしょうか?Yara英国で行った圃場試験のシミュレーションの結果ではスプレッダーの調整の巧拙(上位10%と34%での平均偏差で比較した場合)により平均収量が約3%違ってくることを示しています。 Yaraのハニングホフ研究センターの上席研究員であるアクセル・リンク氏は、投入窒素に対して応答性が高い圃場とそうでない圃場の両方で1haあたりのロスの可能性を示すモデルを開発しました。
“正確な肥料散布を行うことは、その圃場の窒素応答性によって違いはあるものの収量だけで1haあたり20〜100ポンド(日本円換算:2,800円から14,000円:1ポンド=140円で計算)の増加を意味する可能性があります”とYaraヨーロッパのチーフ技術指導員であるマイルス・ハリマン氏は説明します。

肥料散布の巧拙による収入の差異



縦軸:上位10%者の平均を0とした場合の1haあたりの収入比較
(単位:ポンド 1ポンド=約140円)
横軸:肥料散布巧拙の平均偏差(左から優、平均、悪い)

肥料を無駄にしてはいけない

“肥料を誤った場所に誤ったタイミングで施肥して無駄にすることは、肥料を無駄にすることによる肥料代だけの問題だけではなく、収量のロス・成熟の不均一・収穫の遅れ・倒伏リスクの増加など収量に影響を与えるリスクにもなり得ます。 特に穀類の場合はタンパク質含有率が不均一になることが問題です”とYara英国の技術指導員のナタリーウッドは言います。

機械散布を正しく行うために費やした時間は作物管理において最も貴重な時間になる可能性があります。

倒伏を避ける

窒素は作物収量の主な推進力の1つであり作物の成長を助けます。 ただし注意が必要です。散布量が不均一となることにより一部の箇所では窒素量が多すぎ、一部の箇所では窒素量が少なすぎるということに繋がりかねません。 過剰な窒素は徒長の原因となり倒伏のリスクを高めます。 倒伏すると収穫が難しくなり収量のロスにつながります。 不均一な窒素散布は成熟のムラを引き起こし結果として収入に跳ね返ってきます。

タンパク質含有量のバラつき:収穫後でないと発見が難しいもの

圃場箇所の生育差から生じる縞目や倒伏といった現象は簡単に見つけることが出来ますが、不均一な肥料散布の影響は収穫した後でないと発見が難しいものもあります。その代表格が作物のタンパク質含有率のバラつきです。 タンパク質含有率のバラつきは全体収量の平均値を下げるだけでなく、一等品比率を下げることにもなりかねません。

スプレッダーの調整に気を付け機械散布に適した肥料を見つけてください。

スプレッダーのプロになろう

スプレッダーの点検【動画】

正しい肥料の選択【動画】

肥料のスプレッダー散布【動画】

スプレッダーを最大限に活用【動画】

Yaraの硝酸化成肥料とBB肥料の違い

スプレッダーサプライヤー

エム・エス・ケー農業機械株式会社
https://www.mskfm.co.jp/products/fertilizerspreader/

井関農機
https://www.iseki.co.jp/products/hatasaku/hata-01/

ヰセキ北海道(PDF)
http://www.iseki-hokkaido.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/amazone03_zav.pdf

株式会社 ビコンジャパン:
http://www.viconjapan.com/category/widespreader/

株式会社高橋農機
http://takahashi-nouki.com/

国際農機株式会社 SULKY
http://kokusainohki.com/newpage13.html

 

本記事は、Yara英国法人提供の農業科学情報をGRWRSが翻訳、記事化し掲載しております。

Yara International ~世界最大の老舗肥料メーカー~

Yara Internationalは、ノルウェーに本社を置く世界最大の老舗肥料メーカー。
しかし、ただ肥料を供給しているだけではありません。世界人口の増加や 異常気象・地球温暖化といった問題により生産環境・食料事情が厳しくなる中で、「環境に優しい農業」をどうやって実現するのか?という課題に取り組んでいる「環境企業」でもあります。

また、Knowledge Grows というスローガンのもと、100年を超える長い歴史を通じ、世界各国の農業者にアグロノミー(農業科学)の最先端の情報を惜しみなく提供してきました。肥料メーカーでありながら、その本質は情報提供者であり地球環境を真剣に考える教育者・啓蒙者でもあります。

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